職員日記

隔週月曜更新!
おくらの里職員の日記をのぞいてみて下さい(*^▽^*)/^^


 4/16 時の流れに身をまかせ・・・・・・・・・
担当:居宅 介護支援専門員

時は病気の人にも健康な人にも全ての人に公平に正確に刻まれてゆきます。そしてどれ程悲しいことや嬉しいことが起こったとしても、時の流れの感覚に違いこそあれ、同じように時は流れてゆきます。そして、それによって救われることもあり、有難いと感じることが今までに多くありました。

                              

ある利用者の方を訪問した時にいつも息子さんが、
「コーヒーを飲みましょう!」と誘って下さいます。誘惑に弱い私は「すみません・・・いただきますっっ!!」と。そしてコーヒータイムが始まります。

まず、ミルでコーヒー豆をゆっくり挽いてくれます。先日、
「私がやりましょう!」と大胆な発言をしてしまいました。しかし、簡単そうに見えたこのミル挽き・・・
実際挽いてみるとこれがなかなか難しい・・・

私が挽くとガタゴトガガガ・・・と、とても美味しいコーヒーとは縁遠い音が・・・(TдT)


見かねたその方は
「コツがあるんですよ」と静かな音で豆を挽いていきます。
そしてゆっくりゆっくり少しずつドリップです。
部屋中にコーヒーの香りが漂い「飲みたい!!!」という気持ちになりますが、まだまだお預け。そこからドリップされたコーヒーをテーブルコンロの柔らかく小さな火で温めてくれます。

                        

そうして、ようやく頂けるようになるまで、かなりの時間がかかりますが、その間の時の流れは、そこだけ切り抜かれたような静かな空間で、ただコーヒーを待つ時間がだけがゆっくりと流れてゆきます。そして、傍らには100歳を目前にした方が穏やかに眠られています。




訪問を終え、外に出ると・・・
そこには、いつもと全く変わらない時間がせかせかと先を急ぐように流れ、その流れに抗うこともできないまま車に乗り込み、現実に引き戻されていってしまうのです・・・
 
日々の生活の中でいつもバタバタと過ごしてしまっている私にとって、
こういう時の流れを経験させて頂くことに感謝している毎日です!!
ここだけの話ですが同じ時の流れでも、早く過ぎ去って欲しいと密かに願っている事があります・・・

結婚して18年になりますが、何と2年前に婚約指輪を紛失してしまっているのです・・・
確かに2年前の春に身に付けたのですが、その後の記憶がどうしても無くて・・・
その年の夏にふと思い出し、見てみるといつもの場所に無いっっ!!
いくら探しても見当たらない・・・・・・

どれ程落ち込んだ事か・・・

誰にも言えない秘密ですが、いつの日か笑い話となることを願って、ただひたすら時が流れますように・・・
と祈っております・・・