季節は、早春もすでに終わり、もくれんの白い花は美しい若葉に変わっています。
これは、今から ○○年前の事です。

大好きだった彼に「いつか一緒に、夜光虫を見に連れて行って」と頼みました。
あまり乗り気ではなかったようですが、シブシブ約束をしてくれ、夜中に私が運転する車に乗り、海までドライブしました。
白く光る波打ち際をてをつないで歩きました。
「誰もいない今じゃけん、手をつないでやるんぞ」と、ニクサゲを言われながら・・・
その後も、もっと、もっと、長く一緒にいたいと思う私は、あてもなく車を走らせていました。
「何処へ行くんぞ。もう〜眠たいのに・・・」
「分からん」
こんな会話を繰り返しながら、何時間走っていただろうか?
「腹減った。ハンバーグが食いたい。」
「分かった。ハンバーグの自動販売機を探そう。」
ようやく見つけた自動販売機でハンバーグを買い、車の中で食べていた時、ふと顔を上げると、空が白々と明るくなり、東の空が赤紫に変わり始め、その景色の中に、パッと目についたのが、今咲き始めようとする、真っ白なもくれんでした。
ウワァー きれい。思わずつぶやきました。
それまでは、もくれんの花なんて、あまり関心もなく、好きな花でもありませんでした。
しかし、その後、毎年早春に咲く、白いもくれんをみるたびに、あの光景が思い出され、胸がキュン と熱くなります。
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<a href="http://photozou.jp/photo/show/114002/2545127"><img
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alt="雨降りのもくれん" width="450" height="299"
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href="http://photozou.jp/photo/show/114002/2545127">雨降りのもくれん</a>
posted by <a href="http://photozou.jp/mypage/top/114002">(C)みささ</a> |
ちなみに、その時の彼が今の主人です。
でも、その事を主人に話したことはありません。
話してしまうと、私の大切な思い出が、シャボン玉のように、儚く、パチッと消え去ってしまいそうで・・・
これからも、毎年もくれんの花が咲く頃には、一瞬ですが、若かったあの頃に一人タイムスリップし、胸を熱くしていることと思います。
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