【特別養護老人ホームおくらの里


  《 相 談 員 関 係 》
 利用者の基本的人権を尊重し、心豊かに日常生活が送れるよう処遇の向上に努め、心身の健康保持と機能回復・維持に努めることが求められている。他の事業所とも連携を密にとり、より深く利用者の状況を把握できるように調整を行う。また、地域との交流についても、施設は地域の社会資源の一つとして、親しみの持てる開かれた施設づくりを目指すことが顧客満足度に繋がることを念頭に、より積極的に事業展開を行う。
 ● 利用者・家族への援助
  @ 利用者のADL状態を把握し、個人を尊重した的確なケアに努める。(個別ケア)
  A 利用者・家族からの要望に対して迅速かつ誠実に対応するとともに、他職種との連携を強化する。(職種間連携とご家族との関わりの強化)
  B 温かい雰囲気の中での各種行事・レクリエーションを提供する。(ユニットケア)
  C 家族面会時、及び定期的な面談を行う。(ケアカンファレンス等)
  D 本人及びご家族の要望に即したケアプランを立案し詳しく説明を行い、同意を得た上で署名捺印をいただき、その都度複写物を交付する。(サービス担当者会議)
  E 利用者の終末期においてムンテラを行い、ご家族の意向に沿った介護計画書を作成する。(ターミナルケア)

 ● 入退所者への対応
  @ 入所基準に基づき、三ヶ月毎の入所判定会資料を作成し、会を公平に運営する。
  A 円滑に入所を進められるよう、待機者の状態把握に努め、待機者家族との連絡を密に取る。

 ● その他
  @ 地域への理解を求め、開かれた施設を目指す。(地域行事及び施設行事への相互参加 )
  A 介護事故防止、災害発生時、また、感染症などに対するリスクマネジメントを徹底する。
  B 入所者の高齢化・重度化に対応できる体制づくりを行う。


    
     《 介 護 関 係 》

 入所者の生活の場所(自宅)である事を念頭に置き、職員と入所者といった枠を取り除き、入所者、家族に寄り添い、ともに生活をしていく家庭生活を構築していく。個別ケアを中心的に考え、一対一の信頼関係を築き、一人一人の生活リズムに合わせたサービスの提供を行う。また、随時、入所者個人に合った処遇の見直しを図り、精神的・身体的な面において、充実した生活が送れる様サービスを提供する。
【介護内容の充実】

 1.ユニットケア
  @ 各フロアーユニットの、個々のオリジナルな雰囲気・家庭的な雰囲気を出し特色を生かし、その中で、入所者・家族・職員が親しみあえる様な環境づくりを行う。

 2.個別ケア
  @ 個人ケアを行う中で、過剰介護を控え、個人のニーズ(個別性)を尊重し、残存機能を活かした柔軟なケアを行う。また、心のケア(メンタル面)を最も大切に考え、寄り添うケアを心掛ける。 
  A 入所者、家族のニーズのバランスを合わせ持ったケアプランを立案し実践していく。
  B 個別ケアをすることにより、入所者の生活リズム・個性・行動などを把握し、介護事故・ひやりはっとの減少に努める。
  C 家族との信頼関係を築き、家族からの提案・要望・アドバイスなどを参考によりよい個別ケアを目指す。
  D 生活リハ・ケアプランを利用した個別リハを実施することにより、入所者のADL維持・向上に繋がるよう支援する。
  E 入所者が日常生活において、ハリが持て単調な毎日にならないよう、入所者の希望・要望等を聞き、興味の持てる、楽しめる余暇活動(行事・クラブなど)を起案し実施する。
  F 入所者のQOL(生活の質)の向上に努め、入所者の個々に人間らしく満足して毎日が送れるよう支援する。

 3.その他
  @ 介護・看護・相談員・管理栄養士の横の連携を密にし、情報の共有化に努め、怪我や緊急時などの早期発見と迅速な対応を行い、家族への連絡を速やかにする。
  A 職員の資質の向上を図る為に、個々の資格の取得・施設内外の勉強会や研修会へ積極的に参加する。また、サービスの質の向上に努め、ムダ・ムラのない処遇を行う。
  B 丁寧なきちんとした処遇を心掛け、入所者・家族から苦情等の減少に努める。
  C 入所者に対し、馴れ合い的な対応・馴れ合い的な関係にならぬよう、メリハリをつけた処遇を行う。また、職員同士も公私混同し馴れ合いな関係にならぬよう指導する。
  D ボランティアの導入を図ると共に施設の地域開放を積極的に推進する。
  C 処遇上・ユニットでの調理などにおいて、清潔保持に努め、感染症を予防し二次感染が起こらない様、衛生管理に努める。
  D 2F・3Fという枠を取り払い、両フロアーの交流を持ち、連携・協力体制が図れるよう努める。


 《 看 護 関 係 》
 利用者の高齢化・重度化が進む中、終末期にあたっては、刻々と変化する状況を家族に理解していただきながら、家族の要望・意見を取り入れ、施設での終末期を迎えるにあたって苦痛の緩和や治療などの対応は尊厳をもって実施する。また複数の認知症の予防や身体能力の低下などの身体状況を把握し、個々に合わせたリハビリ計画の立案・実施、認知症の予防に努め、明るく楽しい生活が送れるよう援助する。
1.他職種協働のチームによるターミナルケアの実施
 (1)夜間の看護の強化

  @ ターミナルケアのマニュアルを見直し、再徹底を行う。
  A 看護師及び介護士は利用者の状態把握を確実に行う。
  B 連携を密にし、異常があるときは迅速に対応し処置などを行う。
  C 夜間の連絡体制の再構築を行う。

 (2)看取りに関する体制の整備
  @ 常に家族への連絡を行い、異常時は家族の同意を得て、希望があれば精密検査などを行う。
  A 嘱託医により病状説明を行い、介護計画書の作成を行う。(終末期は施設、もしくは病院搬送についてご家族の希望に沿った対応を行う。)
  B 重症者に対し嘱託医の指示により救命などの治療を行う。(酸素吸入・ハートモニターの装着・点滴の実施など。)
  C モニター装着により、呼吸数・血圧などの異常を早期発見する。

2.健康管理
  @ 定期健康診断及び嘱託医との連携を図り、必要に応じて他科受診を行い、疾病状況を確認し医師による医療行為の補助を行う。
  A 歯科医の定期的な治療及び指示により、口腔内の保清、豊かな食生活の維持に努める。
  B 相談員、介護職員、管理栄養士などと綿密な情報交換を行う。

3.感染予防と衛生管理
  @ インフルエンザ対策として、希望者には予防接種を実施する。
  A 希望者には、肺炎ワクチンの接種を行い予防し、病状の悪化を防ぐ。
  B 感染予防として職員、入所者の手洗い、うがいの励行に努める。

4.機能回復訓練管理
  @ 機能回復訓練計画を個別に立案し、個々に応じた機能回復訓練を行う。
  A 音楽を取り入れた集団体操やタオル体操を行い、レクレーションリハビリを行う。
  B メドマーによる下肢マッサージを行う。

5.その他
  @ 施設内外で実施される研修会に積極的に参加し、個々の知識・技術向上に努める。


 《 栄 養 関 係 》
 人の尊厳であり活力の源である(食)を最優先し生活機能の向上を図る。介護予防の観点から、低栄養状態の予防・改善を徹底するために栄養ケアマネジメント体制を導入する。また、時節を配慮した食事提供等により、利用者のQOL(生活の質)の向上に努める。
1.栄養ケアマネジメント
  @ 利用者の低栄養状態の予防・改善を重要な課題として多職種が協働で支援していく。
  A 栄養ケア計画に基づいて利用者の個別性に対応し、安全で衛生的な食事、経腸栄養法による栄養補給を行う。
  B 利用者及び家族にはサービス内容をわかりやすく説明し、同意をいただいた上で実施する。
  C 多職種との業務分担をマニュアル化し、業務を円滑に行えるように努める。

2.食事提供
  @ 食事の質の確保については、従来の集団給食から個別サービスに移行して、利用者の個々に見合ったものを提供する。
  A 利用者の基本的な日常行為であり、生きる意欲や楽しみに繋がる「口から食べること」を優先的な課題として多職種が協働で支援する。
  B 利用者の要望に答えられるように様々な行事食を提供する。また、内容に関しては画一的にならないようにその都度、評価・改善を行う。

3.衛生管理
  @ 職員、利用者の健康管理や食品の取り扱いなど、全ての面で衛生管理の意識を徹底し、最大限の注意を払う。
  A 職員には感染症又は食中毒の予防およびまん延防止に関する正しい知識を修得させ、適切な対応がとれるよう指導していく。
  B 衛生管理業務をマニュアル化し、食中毒・感染症の予防に努める。

4.情報の提供
  @ 利用者、職員に対して栄養に関する情報を提供し、知識の向上を図る。
  A 地域の催しにも積極的に参加し、地域住民との交流・情報提供などを行う。
  B 定期的に給食委員会を開催し、食事内容等についての見直し・改善を行う。

5.その他
  @ 災害等、緊急時対応マニュアルの作成を行う。
  A 非常食の備蓄を検討していく。